数多くいるAORシンガーの中でもトップクラスの実力を誇るカール・アンダーソン。
内容が充実しているのにも関わらず、なぜか中古盤屋では叩き売りされているのを見かけることが多いので、見つけたらゲットすることをお勧めする。
Contents
サウンドについて
元々ウェザー・リポートで初のヴォーカル曲を歌い、一躍ジャズ・フュージョン界で名を挙げてからは、セッション・ヴォーカリストとしての地位を確立。
本作は92年リリースとAORの黄金時代からは大きく外れているものの、彼の残した作品の中では最もソフィスティケイトされたアルバムとも言える。
ジャズ畑で活躍していたカール・アンダーソンがAOR寄りにシフト・チェンジしてきたのは80年代に入ってから。
ソフトでクセのないヴォーカル・スタイルは、このようなお洒落で気取ったサウンドとの相性は抜群。
彼の場合はヴォーカリストとしての実力も伴い、安定感があるので実に安心して聴ける。
にも関わらず、日本での知名度があまり無いのは惜しい所だ。
2000年以降、海外で彼の作品がリイシューされているので、知らない方はもちろん、AORファンの方も、もう一度聴き直して頂きたい。
04年に白血病でこの世を去ってしまい、新作が聴けないのは残念だ。
間違いなく、遅れてやって来たアーバン・コンテポラリーの名盤。
ナイト・クルージングのお供に最適。
ちなみにジャケット・デザインはかなりたくさんのパターンがある模様。
88点
データ
1992年:アメリカ(GRP – GRD-9671)
プロデューサー:アンドレ・フィッシャー、ラス・フリーマン
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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