WINDJAMMER / WINDJAMMERⅡ

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帆船を意味するバンド名のウィンドジャマー。 アメリカは南部ニューオーリンズ出身のソウル&ファンク・グループでウィンドジャマーの、その名の通り2ndアルバムにあたる。

聴きどころ

一般的にニューオリンズといえばジャズの街として有名だが、その前身としてはブラス・バンドからの流れを汲んでいるもので、そこで生み出された伝統的なリズム・パターン=セカンド・ライン・リズムなどは今日のジャズを始めとしてR&Bやソウル/ファンク・バンドにも影響を与えている。

そんな街から誕生したウィンドジャマーなのでソウル/ファンク路線を突き進む事に何ら違和感はないのだが、まずこの作品を聴いて驚いたのは、限りなくAORに感触が近い事である。

その尤もたる例が頭からエレピで始まる①Live Without Youで、このあたりはソウルもファンクもAORもファンが好きそうな曲というのは必然的に似てくると思う。

続く②Tossing And Turningもシンセベースを鳴らしてはいるが、全体的に16分刻むリズムや少しウェットな声などは、とても爽やかだ。

③Anxiously Waitingや④Am I Rightなども歌メロが主体になっているので同様だ。

しかし、このバンドがAORバンド扱いではないというのは後半(厳密に言うと⑤〜⑦や⑩など)の楽曲を聴けば納得である。

分かりやすく言えばシンセ・ベースやデジタル処理されたSE、打ち込みを多用した音作りが目に(耳に)つき始めるからである。

同じアルバム内で前半と後半、これだけ落差があるバンドもちょっと珍しいかも知れない。

実験的に1曲だけそのような曲を入れるというのならば分かるのだが、これだけ違うと別バンド、もしくは別アルバムに収録した方が良かったのではないかとさえ思ってしまう。

もちろん、バンドとしては前半の歌メロを重視した曲と後半のデジタル重視の曲、どちらもやりたかった事だろうとは思うが、聴いている側としては正直言って戸惑ってしまう。

AORファンとしては前半のような曲をもっと聴きたかった。

66点

データ

1984年:アメリカ(MCA Records ‎– MCA-39021)

プロデューサー:ケヴィン・マックリン

1. Live Without Your Love
2. Tossing And Turning
3. Anxiously Waiting
4. Am I Right
5. Call Me Up
6. You`re Out The Box
7. Sneak Attack
8. Stay, Part II
9. I`ll Always Love You
10. Dive Inside My Love

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