聖なる夜に巷で流れる曲は定番化している。
ここは日本とはいえ、洋楽でもワム!かマライア・キャリーか・・・・。
少々ジョン・レノンが流れているのを耳にしたぐらいでサイモン&ガーファンクルを必ず聴いていた私のもう一つの定番がカーペンターズ。
ポップ・デュオとしては最高峰のサウンドを奏で誰もが知っている「良い曲」を歌う兄妹。
実は人一倍思い入れが強い分、未だこのブログでは敢えて取り上げていないのだが、1年に1回のイベント日の今日は、彼らの作品としてはあまり一般的ではないアルバムをご紹介。
タイトルどおり、クリスマス・アルバムなのだが、本作は78年『Christmas Portrait』とカレンの亡き後、『Christmas Portrait』に収録されなかったものをリチャードがまとめた84年『An Old-Fashioned Christmas』をデジタル・リマスターして2枚組として発表されたもの。
Contents
聴きどころ
アルバム制作の収録曲を選ぶ際、自分達の自作曲のみならず、他人の曲でもまるで自分達の曲かのように料理してしまう兄リチャードのアレンジ・センスと、それを選ぶ眼力、そしてそういった曲でも自分の力を発揮出来る妹カレンのヴォーカリストとしての表現力を考えると奇跡の兄妹と言っても過言ではないだろう。
アルバムでも元々アメリカの古き良き時代の楽曲(ロックンロール、カントリー、ドゥー・ワップなど、それこそジャンル問わず)を収録してきた経緯があるので、彼らがクリスマス・アルバムを発表していても何の違和感もない。
リチャードを中心にピーター・ナイトなど他のアレンジャーを起用し、ポピュラー・ソングがほとんどを占めるがカーペンターズらしさは損なわれてはいないところはさすが・・・・というより私がリチャードを尊敬する一番の要因はここにある。
贔屓目と言われればそれまでだが、ベースは両作ともジョー・オズボーンが参加しているのも重要。
それほど、カーペンターズにとってジョーが信頼され、あの独特のサウンドやフレーズ(もっと知りたい方はこちらをどうぞ)を奏でるベースというのはサウンドの一部となっているのは言うまでもない。
企画モノと軽視せず、こんな日だからこれをきっかけに楽しんでいただきたいアルバムだ。
ゆったり、のんびりとリラックスして流しておきたい作品。
採点なし
データ
1996年:アメリカ(A&M Records – CD 0603)
プロデューサー:リチャード・カーペンター
1-1 O Come, O Come Emmanuel
Overture:
1-2a Deck The Halls (With Boughs Of Holly)
1-2b I Saw Three Ships
1-2c Have Yourself A Merry Little Christmas
1-2d God Rest Ye Merry Gentlemen
1-2e Away In A Manger (Luther’s Cradle Hymn)
1-2f What Child Is This? (Greensleeves)
1-2g Carol Of The Bells
1-2h O Come All Ye Faithful (Adeste Fideles)
1-3 The Christmas Waltz
1-4 Sleigh Ride
1-5 It’s Christmas Time / Sleep Well, Little Children
1-6 Have Yourself A Merry Little Christmas
1-7 Santa Claus Is Comin’ To Town
1-8 The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)
1-9 Silent Night
1-10 Jingle Bells
1-11 The First Snowfall / Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow
1-12 Carol Of The Bells
1-13 Merry Christmas Darling
1-14 I’ll Be Home For Christmas
1-15 Christ Is Born
1-16 Winter Wonderland / Silver Bells / White Christmas
1-17 Ave Maria
2-1 It Came Upon A Midnight Clear
Overture:
2-2a Happy Holiday
2-2b The First Noel
2-2c March Of The Toys
2-2d Little Jesus
2-2e I Saw Mommy Kissing Santa Claus
2-2f O Little Town Of Bethlehem
2-2g In Dulce Jubilo
2-2h Gesu Bambino (The Infant Jesus)
2-2i Angels We Have Heard On High
2-3 An Old-Fashioned Christmas
2-4 O Holy Night
2-5 (There’s No Place Like) Home For The Holidays
Medley:
2-6a Here Comes Santa Claus
2-6b Frosty The Snowman
2-6c Rudolph The Red-Nosed Reindeer
2-6d Good King Wenceslas
2-7 Little Altar Boy
2-8 Do You Hear What I Hear?
2-9 My Favorite Things
2-10 He Came Here For Me
2-11 Santa Claus Is Comin’ To Town
2-12 What Are You Doing New Year’s Eve?
Selections From “Nutcracker”
2-13a Overture Miniature
2-13b Dance Of The Sugar Plum Fairy
2-13c Trepak
2-13d Valse Des Fleurs
2-14 I Heard The Bells On Christmas Day
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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