曰く付きの名盤・・・いや迷盤か!?
とにかく珍しい経緯で発売されたクレイグ・ドナルドソン80年の作品。
実は本作が正式に発売されたのは09年。
80年にレコーディングされてから、なんと約30年の時を経て近年リリースされたのだ。
それも本人の手で。
80年と言えばまだまだAORが隆盛を誇っていた時期。
そんな時にレコーディングされた本作にも当然期待がかかる。
Contents
サウンドについて
結果としては・・・これがなかなかの好盤。
なぜ当時(というより、これまで)発売されなかったのか詳細は不明だが、下手にAORの流れに乗ってしまい自分を見失ってしまったかのようなアーティストとは大違い。
クレイグ自身は作編曲、ヴォーカルはもちろんのこと、ギターや鍵盤、エンジニアまでこなすというマルチ・プレーヤーぶり。
コーラス部分のサンバ・リズムとキャッチなーメロディが心地良い①We Dance And Singで掴みは充分である。
全体的にはカントリー・フレーバー溢れるソフト・ロックとも捉えられるが、何にしてもコッテリといかずにあくまでもライトなこの質感はAORファンにアピールするだろう。
よくクリストファー・クロスが比較対象として引き合いに出されるが、極端なハイ・トーンでない分クレイグ・ドナルドソンの方が聴きやすい方も多いのではないだろうか。
むしろフールズ・ゴールドなどのウエスト・コースト系AORが好きな方は必聴。
本作のように充実している盤が30年という月日が経過したものの、こうして陽の目を見る事が出来たのは1ファンとして実に喜ばしい限りだ。
75点
データ
1980年:アメリカ(Morillon Records – M08-001-A)
プロデューサー:クレイグ・ドナルドソン
1.We Dance and Sing
2.Beautiful
3.On the Highway
4.You’ll Never Get Away With It
5.Arizona
6.Moonlight Marvel
7.Waitin’ for a Slow Song
8.Cheaters
9.What She’s Doin’ Tonight
10.L.A. Shuffle
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