FAR CRY / FAR CRY

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在り来たりのポップスにはない、ジャズに影響されたコードの使い方、ヴォイシングを駆使して独特なサウンドとカリスマ性を誇るスティーリー・ダン。

彼等に影響されたグループも少なくはない。

サウンドについて

そんなアーティストの1組で、元々はゴールドストン&トムとして活動していた職人デュオ。

ファークライと名を変えて生み出された唯一の作品でスティーリー・ダン・サウンドを継承した内容でフォロワーとしても有名になった。

ここには本家スティーリー・ダン作品にエンジニアとして参加していたエリオット・シャイナーをプロデューサーに迎え、さらにはBGVにドナルド・フェイゲンまで呼んでしまうという徹底ぶり。

特別ヒット曲を生んだわけではないが、そんな作品ぶりがAORファンには高評価を得る要因となった事は明らかである。

ただ、本家ほどビターな香りはせず、①The Hits Just Keep On Coming、などはウエスト・コースト・サウンドにも通じる爽やかな音作りだ。

一方で、もろに本家そのまんまの②Eldorado Escape。

この冒頭2曲だけでも、ファー・クライというユニットがどんなグループかは察しが付くだろう。

ロブ・マウンジー、スティーブ・カーン、ラルフ・マクドナルド、クリス・パーカーなどのジャズ・フュージョン系ミュージシャン起用などという所まで似ている。

日本人が大好きな「如何にも」的なキャッチーさとは少し離れた所で創られているサウンドなので、人によっては聴き流してしまいがちだが、ここまでの徹底ぶりは一度聴いておいて損はないと思う。

74点

データ

1980年:アメリカ(Columbia ‎– JC 36286)
プロデューサー:エリオット・シャイナー

1. The Hits Just Keep On Comin’
2. Eldorado Escape
3. The One And Lonely
4. Because It’s There
5. It’s Not As Simple As That
6. Fight, Fight, Fight
7. Ocean Eyes
8. Suddenly Strings
9. Tell Jack
10. Some Things Will Never Change

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