巨匠デヴィッド・フォスターが在籍していた事でも知られるグループの2nd。
デヴィッド・フォスター以外にもダニー・コーチマーやジム・ケルトナー、ポール・ストールワースなど名の通ったミュージシャンの集合体である。
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サウンドについて
現在では超大物プロデューサーに数えられるフォスターもこの頃は単なる1プレイヤーに過ぎない。
以前ご紹介した地元カナダを中心に活動していたWildflowerを経て、結成したのがこのアティテューズで、AORのバイブル「エアプレイ」よりも3年も前に発表されている。
ただ、こう書くとフォスター中心のバンドのように勘違いしてしまうかも知れないが、実はジム・ケルトナーを中心に結成されたグループで、リー・スクラー、ラス・カンケル、クレイグ・ダーギと共に「ザ・セクション」でも活躍したダニー・コーチマーの色が結構強く出ている事から、彼がジム・ケルトナーの補佐的役目を果たしていたのではないだろうか。
何はともあれ、その後大流行となるフォスター節(ピアノの連打フレーズや、クラシックをベースとしたアレンジ方法など)を期待してしまうと肩透かしを食らう事は間違いない。
このグループはもっとファンキーでアーシーなバンドである。
②Drink My Waterはフランジャーのかかったうねるベースが強力。
この曲はなんとブレンダ・ラッセルと夫のブライアンの共作というのは意外な事実。
⑦Changeは如何にもAORといった曲で所謂キラー・トラック。
とろけるようなエレピにクリーンギターのカッティングが実に気持ちいい。
そしてソロは一発で誰が弾いているか分かる特徴的なフレーズ、音色を奏でるゲスト・ミュージシャンのジェイ・グレイドン。
泥臭いサウンドの中でイマイチ自分の役割がフィーチャーされていないデヴィッド・フォスターだが、⑤Foster’s Freesではそのタイトル通り、自身の色を発揮。
先述した「ファンキーでアーシーな」という特徴をブチ壊しかねない(苦笑)フォスター・ワールド。
聴き方によってはAOR一色というよりもライト・ファンク系なサウンドを好む方などにもオススメ。
公式には未CD化のはずなので、かなりマニアックなバンドだが聴き所は多数あると思う。
82点
データ
1977年:アメリカ(Dark Horse Records – DH 3021)
プロデューサー:アティテューズ、ジェイ・レヴィス
1. Being Here With You
2. Drink My Water
3. Sweet Summer Music
4. Let’s Talk Turkey
5. Foster’s Frees
6. Turning In Space
7. Change
8. In A Stranger’s Arms
9. Manual Dexterity
10. Promise Me The Moon
11. Good News
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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