ROSIE VELA / ZAZU

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Sagaworld Remaster CD Review
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いつもはムサ苦しいジャケットがトップを飾る事が多いが、AOR界きってのべっぴんさんをご紹介。

Contents

スティーリー・ダンとの関係性

スーパー・モデルとして有名ファッション誌の表紙を数多く飾ったロージー・ヴェラがリリースした唯一のアルバムで86年作。
ゲイリー・カッツがプロデュースを担当し、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのご存知スティーリー・ダンが参加した事で大きな話題を集めた作品である。

 

この期間中、スティーリー・ダンの活動停止中であったので、再結成の噂が一気に広まった。
実際、フェイゲン&ベッカーはこれを機に共作をするようになり、再び活動を共にするきっかけにもなったセッションであったようだ。
ドナルド・フェイゲンは殆どの曲に参加しており、独特のオリエンタルなシンセ・サウンドで、その存在感を確認する事が出来る。(ベッカーもソロで参加)

 

さて、本作を語る上ではどうしても「スティーリー・ダン」+ゲイリー・カッツという、この作品においての裏方ばかりが注目されてしまうが、肝心のロージー・ヴェラも経歴ばかりが注目されたわけではない。

メドゥーサのようなジャケットはイケているかどうかはさておき、圧倒的な美貌の他にモデルという肩書きを無視したかのような音楽活動に対する本格的な姿勢が全曲作詞という形に表れる。
フェイゲンからのアドバイスがあったかどうかまでは不明だが、本家スティーリー・ダンにも通じる捻った歌詞など、音楽活動に対する彼女の意気込みは相当なものであったようで、この作品自体が自主製作に近かったようである。
結局その音楽に対する純粋さ、頑固さが仇になってしまったのか、意気込みの割には、その後作品を発表することなく今日に至っている。

 

①Fool’s Paradiseを聴いた時には如何にも80年代全快なサウンドと衝撃的な歌声を聴いてショックを受けたが(聴いて頂ければ理由は分かると思う)それも②③④と続くに従って気にならなくなる。
そればかりか、たまに彼女の歌声を聴きたくなるといぐらい、独特のクセがある。

楽曲的には、もう少し歌声のようなアクが欲しかったところ。

参加メンバー

オーガニックサウンドとは程遠い位置にあるサウンドプロダクションもリック・デリンジャー(G)、ニール・スチューベンハウス、ジミー・ハスリップ(B)、ジム・ケルトナー(Dr)、トニー・レヴィン(Stick)などの一流メンバーが集結した色が出ていれば良かったかも知れない。
一流どころが集結しただけでは時代の特色には敵わない。

63点

データ

1986年:アメリカ(A&M Records ‎– SP 6-5016)
プロデューサー:ゲイリー・カッツ

1. Fool’s Paradise
2. Magic Smile
3. Interlude
4. Tonto
5. Sunday
6. Taxi
7. 2nd Emotion
8. Boxs
9. Zazu

 

モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!

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