ソフト・ロックを代表するヴォーカル、コーラス・グループであるスパンキー &アワ・ギャング。
パワーある女性ヴォーカリスト、スパンキー・マクファーレンに注目しがちだが、爽やかで重厚なコーラス・ワークを武器に曲調もフォークからサイケ、ジャジー、スキャット、ボッサまでと幅広く、彼等のピークに達したのが3作目となる本作。
デビューアルバムでは、あのジェリー・ロスがプロデュースを担当。
ジャズ畑で活動するボブ・ドローとスチュアート・シャーフを加えた作家陣だったが、2作目で彼等二人がジェリー・ロスに代わってプロデュース。
その流れで制作した本作こそ、最高傑作との呼び声が高い。
Contents
聴きどころ
どの曲にも抜群の相性を誇る男女の声が溶け込み、複雑ながらもポップに聴かせるコーラス・ワークは一聴の価値あり。
元々メロディーと楽曲の骨組みがしっかりしているので聴いていて安心。
目まぐるしい展開は全編を通してミュージカルを観ているかのようだ。
コーラス・グループとしての真骨頂を発揮した②And She’s Mine、哀愁帯びたエレピのラインが美しいサビで弾ける⑥Give A Damn、これぞソフト・ロックの魅力!とも言える明るく能天気な楽曲に突如としてサイケなギターが飛び込んでくる⑦Leopard Skin Phones、⑩Without Rhyme Or Reasonなど聴きどころ満載。
そして細野晴臣さんのカヴァーでお馴染み、異色の④Hong Kong Bluesを収録。
流石のセンスです。
古き良きアメリカのサウンドへの愛情を感じるコンセプト・アルバムでジャケットの眩しさに比例するサンシャイン・ポップの名盤。
88点
データ
1969年:アメリカ(Mercury – SR 61183)
プロデューサー:ボブ・ドロー、スチュアート・シャーフ
1. Anything You Choose
2. And She’s Mine
3. Yesterday’s Rain
4. Hong Kong Blues
5. Nowhere To Go
6. Give A Damn
7. Leopard Skin Phones
8. But Back Then
9. Mecca Flat Blues
10. Without Rhyme Or Reason
11. 1-3-5-8 (Pedagogal Round #2)
12. Jane
13. Since You’ve Gone
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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