男女混合各2名ずつのアメリカが誇るジャズ・コーラス・グループであるマンハッタン・トランスファー。
そんなマン・トラがジェイ・グレイドンのプロデュースのおがげで、しっかりAC路線に大変身の79年作。
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トップ・リコメンド
まず、何はともあれ①Birdlandだ。
ウェザー・リポートの作品に歌詞を付け、鮮やかなコーラスワークを構築。
そして、この1年後にAORの基準エアプレイの「AIRPLAY」を発表するが、ここでは一足早く③Nothing’ You Can Do About Itをマン・トラ流にカバー。(ややこしい話になるが、この曲はジェイが創った時点でエアプレイで聴かれるようなオリジナルとして出来上がっていたのでリリースこそ早いがマン・トラがカバーした事になる)
楽器のフレーズを完璧に歌いこなしている事を考えると「声も楽器のうち」というのは納得。
⑥Twilight Zoneも面白い。
ここで聴かれるジェイがプレイするギターのフレーズは耳に残るせいか、日本では某ドキュメンタリー系番組などで頻繁に使用されている。
恐らくこの部分だけでも聴き覚えのある方は多いのでないだろうか。
実験的要素も多分に含まれていたお陰でインパクトは大きい。
成功の証としてグラミー賞最優秀ジャズ・フュージョン・ヴォーカル賞とヴォーカル編曲賞も獲得。
斬新なアイディアをふんだんに盛り込んだ芸術性の高い作品である。
マン・トラの作品の中ではAC路線が強い事は確かだが、あくまでもジャズであると思う。
それが故に純粋なAORを求める方には向かないかも・・・。
参加メンバー
スティーブ・ルカサー、ディーン・パークス(G)、デヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、グレッグ・マティソン、マイケル・ボディッカー(K)、デヴィッド・ハンゲイト、エイブラハム・ラボリエル(B)、ジェフ・ポーカロ、ラルフ・ハンフリー、アレックス・アクーニャ(Dr)、パウリーニョ・ダ・コスタ(Per)等とこれ以上ないぐらい超豪華なAORしている面子である。
68点
データ
1979年:アメリカ(Atlantic – SD 19258)
プロデューサー:ジェイ・グレイドン
1. Birdland
2. Wacky Dust
3. Nothin’ You Can Do About It
4. Coo Coo U
5. Body And Soul
6. Twilight Zone
7. Trickle Trickle
8. Shaker Song
9. Foreign Affair
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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