TOM SCOTT / Keep This Love Alive

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70年代を代表するリード奏者であるトム・スコット。
3度のグラミー賞受賞歴があるなど輝かしい実績を持ったミュージシャンである。

ストーリー

68年にデビューして以来、自身が率いるL.A.エクスプレスなどで活動してきたが、同時に多くのミュージシャンをサポート。
故・ジョージ・ハリスンの他、スティーリー・ダンやクインシー・ジョーンズ、バーブラ・ストライサンド、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、カーペンターズ、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン等、錚々たる顔触れ。
サックスを中心に日本のT-SQUAREでお馴染みのEWI(エレクトリック・ウィンド・インストゥルメント)やフルートからリコーダーまでこなすマルチ・プレイヤーである。

フュージョン・ブームで数々の名作を残し有名になったトム・スコットだが、インストだけでなく上記超大物アーティストとの共演が示すように歌モノでのプレイもまた魅力的な人だ。
とても器用なプレイヤーなので、幅広く色々なアーティストに合わせる事が可能なタイプ。
ソロイストにありがちな「俺が」というエゴの塊のようなソロは決してしない。
堅実なプレイ面での優等生ぶりが著名アーティスト達に好かれた最大の理由であろう。
おかげでAOR系の音源でもサックスと言えば、まずこの人の名前が発見出来るぐらいセッション数が多い。

名作をいくつも発表しているトムだが、その中でもAOR色が濃いのが本作というわけだ。
発表は91年と世間的なAOR黄金時代から大きく外れているが、中身を聴けば納得出来るはず。

フュージョンというより、ゆったりとした、どちらかと言えば心地良さや耳辺りの良さが目立つ”スムース・ジャズ”的なサウンドにゲスト・ヴォーカリストを招いた歌モノを挟み込むという展開である。

参加メンバー

そのヴォーカリストというのが元アンブロージアのデヴィッド・パックであったり、個人的に憧れるビル・チャンプリンであったり、ブレンダ・ラッセル、そして今やNYを代表するセッション・ベーシストになったウィル・リーもヴォーカリストとして参加。

バックにはデヴィッド・ペイチ、ディーン・パークス、エイブラハム・ラボリエルなど名手達が揃う。
フュージョン視点から見たAORとしては傑作。

87点

データ

1991年:アメリカ(GRP ‎– GRP-9646-1)
プロデューサー:トム・スコット

1. If You’re Not The One For Me
2. Miz Thang
3. Keep This Love Alive
4. Kilimanjaro
5. Reason For The Rain
6. Givin’ Our Best
7. Only A Heartbeat Away
8. You Mean Everything (To Me)
9. Whenever You Dream Of Me

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