ベース初心者にも知ってほしいメンテナンスをする重要性

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Bass Lesson
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こんにちは。サガワです。
以前お話ししたベースをメンテナンスする重要について書きたいと思います。
基本的にベースをメンテすることはメリットだらけです!!!

Contents

構造を知る

ベースという楽器の構造は極めて単純です。
電気系統ではピッキングによって弦を振動させピックアップがそれを拾い、ボリュームやトーンを通過してジャック、シールドを通じて接続したアンプから音を出しています。

目的

トラブルを事前に回避する

スタジオ、ライブなどで最もトラブルの原因となるのが、この電気系統ではないでしょうか。

①ノイズが乗る
②音が痩せる
③音が出ない

などなど。

①ノイズが乗る

これに関しては、大部分が何らかのパーツが原因で接触不良であることが多いはずです。
特にジャック、内部配線、それに接触するシールドのプラグ部分、シールド自体の断線や劣化、さらには長期間使用しての汚れといったことが考えられます。
ジャックやシールドのプラグのような金属同士の接点部分は無水エタノールで磨きましょう。
薬局などで購入出来ます。
アルコールが入っているものはダメです。必ず無水を選んでください。
オプション的に接点復活剤(CAIG D5)を使用すると通電が良くなりますが、つけすぎには注意が必要です!

②音が痩せる

痩せるというのはどういう状態でしょうか。

豊かな低音が出ずに、カリカリな音色しか出ない事を指します。

これは過激なイコライジングをしたり、激しく歪んだ音を作っている場合や、アクティブベース(電池で駆動しているベース)の電池が消耗している、など電池切れに近い状態で起きます。
電池が切れれば一切音が出ません。
単純な理由なようですが、実は結構確率の高いトラブルです。
小まめに電池を交換するか、どのぐらい電池が持つのかを把握しておきましょう。
アクティブかパッシブかを判断するには、ベース本体をひっくり返して裏側に黒い電池パネル、もしくはパネルを開けてみて9Vの四角い電池があるかどうかで判断出来ます。

③音が出ない

上記以外の原因としては内部配線材の断線やハンダ不良、プリアンプが疑われます。
これはスタジオ練習、ライブ会場ではハンダやハンダゴテなどの道具を持ち歩いてない限り、修復が難しいと思います。
ハンダが原因の場合、慣れも必要になってくるので、プロのリペアマンに任せるのが良いでしょう。
また、プリアンプの場合はさらに原因の特定や修復は難しいので、一番はメーカーの代理店(純正パーツを所有している、もしくは輸入が可能)だからです。
裏技的に個人輸入して代理店以外のリペアマン、もしくは自分で対処するなど少しでも安く済ませる手もありますが、その場合は個人で責任を持つことになります。

①②に共通するようなものは「ジャックのナットが緩んでいる」というとても単純なものもあります。
ここはスパナで締められますので、普段からチェックしておきましょう。

④本当の原因

エフェクターの繋ぎすぎ、ということもあり得ます。

エフェクターを1つ増やすだけで、余分な回路を1つ通ることになります。

そしてシールド(パッチケーブル)も1本余分に必要になります。

例えば。

そういったデメリットよりもエフェクターを踏むことによって得られるメリットの方が大きい場合、そしてそれでもOKな自分と、それを呼んでいる曲、バンドであれば全く問題ありません!!好きなように踏みましょう。

ただ、ここで言うのはあくまでも一般論として・・・先ほど説明した「エフェクター1つを繋げる事への余分」を考慮したら、音質の劣化は免れません。

それを5個も6個も繋いでいたらどうなるでしょうか。

ベースはギター以上に音質変化の影響が出る楽器だと思います。

なぜならば、低音を出すことが主な目的であるベース本来のサウンドを、多数のエフェクターを踏むことにより大きく損なうぐらいゴッソリ低音が無くなってしまうこともあるからです。

 

それが音痩せです!!

 

プロのミュージシャンはそうならないようにしっかり対策をしています。

それはループ・スイッチャーを導入すること。

フットスイッチの切り替えが楽になり、いちいちコンパクト・エフェクターのオン/オフの2回踏まなくて済みます。

例えばバッキングではEQと歪みを踏んでいて、ベース・ソロになった時にコーラスを踏みたいとなった時、EQと歪みをオフってコーラスをオンにして・・・じゃ間に合いませんよね。

そもそも。

2つオフってから1個オンにするまで時間がかかるため、瞬時に切り替えられません。

あまりにも非現実的です。

このような事を解消する為にもペダル1発で切り替え、尚且つ安定した音質が保てるようにループ・スイッチャーはあるのです。

たくさんの音色を出したい人は、ぜひ取り入れましょう。

各メーカー様々なものが出ていますから、どれを選んだらいいのか分からない!という方はバンドのギタリストに聞きましょう。

バンド組んでねーよ!というロンリーなベーシストはネットで聞きましょう(笑)

その他のメンテナンス

主にトラブルの多い、アッセンブリーについてのメンテばかり書きましたが、指板(フィンガーボード)、ネックやボディーなどはレモン(オレンジ)・オイルなどで拭きましょう。

フレットはピカールなどの研磨剤を少しだけつけて磨くと、驚くほどくすみが取れて新品のようになります。

もちろん、これらは最初に乾拭きして大まかな汚れを取ってからの方が効果的です。

弦には定番のフィンガーイーズや、こういったものもあります。

黒いキャップを取るとオイルが染みたフェルトが出てくるので、それを弦に沿って滑らせるだけ。

あとはクロスで磨く。

まとめ

構造を知るということはこれらの原因がどこにあるかを発見すること=時間の短縮に繋がることであり、次の対策もその分早く移れます。

例えば、スタジオ練習では何でもなかったのにライブ当日、上記のようなトラブルに見舞われたらどうなるでしょうか?
あるいは、ライブ当日のリハーサルでは何でもなかったのに本番直前でトラブルに見舞われたら・・・・
最悪なのは本番中にトラブルが発生することです。
こうなると防ぎようがありません。
その事態をいかに迅速に対応して本番を乗り切るかが問題になってくるのです。

その時に原因が特定出来なかったり、対処しようがないとなると、楽器を他の人に借りるなど大事になってしまいます。
でも、それが自分たちしか出演しないワンマンライブだったらどうなるでしょうか?

昔から「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、まさにその通りです。
そしてトラブルの大半は事前に自分自身で対処出来るような単純なものが多いと思います。
トラブルは無いに越したことはありませんが、予期せぬ時にやってくるものです。
不測の自体に備える意味でも普段のメンテナンスは欠かさずすることをお勧めします。

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