一昔前なら、10月10日は「体育の日」と決まっていた。
いつから10月10日ではなくなったのか・・・。
まぁそれはさておき、秋と言えば「AORの秋」以外にも運動会、体育祭が開催される「運動の秋」である。
で、2つを一緒にしちゃったのが本作。
購買意欲が無くなりそうな”バカジャケ”がインパクト大な作品。
間違いなく「衝撃ジャケット」行きである。
Contents
サウンドについて
ブラザーズ・ジョンソンはクインシー・ジョーンズに重用された兄弟だが、本作はそのクインシーの元を離れて制作されたセルフ・プロデュース作で、TOTOメンバーも参加というAOR的には美味しい作品である。
「サンダー・サム」の異名を取る弟のルイス・ジョンソンはベーシストでなくても知っているぐらいスラッピング(チョッパー)の名手である。
デカイ、長い手で、豪快にバカチコバカチコ弦をはじく姿は誰もが度肝を抜かれた。(※スラップというのは弦を叩いたり、引っ張る動作の連続なので、一般的に無駄のない動作が必要とされる奏法である)
本作では歌を重要視しているせいか、無闇やたらなひけらかし的スラップは皆無。
無駄に(失礼!)テンションの高いジャケット同様、①からアゲアゲなゴキゲン・ナンバーが登場。
ヴォーカルも上手くはないが、緩い感じが曲にマッチしていて気持ちいい。
跳ねるリズムにキレの良いブラス、耽美なストリングスが絡み、さらには女性BGVが加わるなどブラコン風の楽曲が多いのが特徴だ。
確かに実験的な位置付けにあった作品なのかも知れないが、熱心なソウル・ファンからはそっぽを向かれてしまったという事実は悲しい。
TOTOメンバーがバックアップしていると言っても、ロックしているわけではない。(彼等もそれしか出来ないほど不器用なプレイヤー達ではない)
結果的に成功は得られなかったようだが、ダンス・クラシックの1つに挙げられる①The Real Thingなども収録されていて聴きどころは多数あると思う
3年ほど前に一瞬だけリイシューされた作品だが、即廃盤に。
見つけたら、ぜひ聴いてみて欲しい。
79点
データ
1981年:アメリカ(A&M Records – SP-3724)
プロデューサー:ザ・ブラザーズ・ジョンソン
1. The Real Thing
2. Dancin’ Free
3. Sunlight
4. Teaser
5. Caught Up
6. In The Way
7. I Want You
8. Do It For Love
9. Hot Mama
10. Daydreamer Dream
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