DEODATO / DEODATO2

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やっとこのアルバムを紹介出来ると意気揚々、サガワも大ファンのブラジルが生んだ新進気鋭のサウンド・クリエーター、エウミール・デオダート。
そんなデオダートも気が付けば還暦を疾うに60歳を越える紳士に。

ストーリー

アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルト、ヴィニシウス・ヂ・モライス等が生み出した言われるボサ・ノヴァに文字通り「斬新」な和声アレンジを加えて、大衆に向けてアピールしたのがデオダートが残す一番の功績だ。
マルコス・ヴァーリと共にボサ・ノヴァ第2世代と呼ばれ、キーボーディストとしてはもちろん、クリエーター、アレンジャー、プロデューサーとしても名を挙げる。
特に72年に発表した「ツァラトゥストラはかく語りき」は大ヒットを記録し、本作でもガーシュインのラプソディ・イン・ブルーを取り上げるなど、クラシックにも造詣が深い。

アレンジャーとしてはクール&ザ・ギャングやEW&Fの楽曲を手掛けるなど、ブラジリアン・ミュージックのポピュラー化に成功。

本作もCTIからリリースされた作品で「これぞフュージョン」という魅力がギッシリと詰まったアルバムである。
ローズを右へ左へ揺らし、躍動感溢れるスタンリー・クラークのベースとジョン・トロペイのギターワークが冴え渡る。

トップ・リコメンド

トップ・リコメンドは③Skyscrapers。
ドライブ感溢れるベースのリフで幕を開け、ファンキーなギターと強烈なグルーヴのドラムが絡む。
キレの良いブラス、キメのスリリングな展開など、全体の尺が6分半もあるというのにも関わらず、時間を全く感じさせない、あっという間に聴き終わってしまう楽曲だ。

続く④Super Strutも好トラック。
バウンスするかのようなバネのあるリズムにジャジーなギター、ブラジリアン・ミュージックならではのフルートやパーカッションが重なる。

ラストを締めるのは邦題タイトル曲でもある⑤Rhapsody in blue。
改めてアレンジ能力の高さを再認識させられるかのような目まぐるしい展開。

ジャンルの垣根などまるで気にしないかのようなデオダートの豊富なアイディアと才能に敬服するのみ。
ソウル・ファンクから現在で言うアシッドジャズ、ロック、クラシックと様々な要素をハイ・レベルに融合。
文句なしの大名盤。

90点

データ

1973年:アメリカ(CTI Records ‎– CTI 6029)
プロデューサー:クリード・テイラー
1. Nights In White Satin
2. Pavane For A Dead Princess
3. Skyscrapers
4. Super Strut
5. Rhapsody In Blue

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