SKYLARK / Wildflower

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Sagaworld Remaster CD Review
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デヴィッド・フォスターがまだまだ無名の頃、地元カナダで組んでいたバンド、スカイラーク。
邦盤のジャケのデヴィッドはその後のイメージとは違いおかっぱに長髪。
まるでムッシュのようだ。。。
そもそもこのスカイラーク、白人黒人はもちろん男女混合グループであったので、コーラス・ワークも非常に華やかで、リード・ヴォーカリストも楽曲によって使い分けるという贅沢な布陣。
そしてここから巣立ったメンバーも熱心なAORファンには馴染み深い人もいる。
その後のデヴィッド・フォスター作品に深い関わりを持つ事になり、文字通り公私に渡ってのパートナーであったB.J.クックや以前このブログでもご紹介した、ダニー・ジェラルドやレア・グルーヴの隠れた名盤を発表したカール・グレイヴスだ。

Contents

トップ・リコメンド

トップ・リコメンドは全米トップ10入りを果たした⑨Wildflower。
この曲を聴くと、とある日本人シンガーを思い出す方も大勢いるだろうが、それはさておき、彼等唯一のヒット・シングルにして有名曲であった為、所謂「一発屋」的レッテルを貼られてしまう結果となる。

 

グループとしてはポップスと呼ぶには大がかりな仕掛けのある楽曲も多い。
ロックと呼ぶにしても激しさが物足りないので、ジャンル分けされるならば「ソフトロック」になるだろう。
故にAORファンがそのまま聴いて満足できる内容だとは決して思わないが、後々世界的なプロデューサーになるデヴィッド・フォスターが組んでいたバンドだ。
彼のファンならば一度聴いておきたい作品である。

 

ただし、エアプレイやソロで聴かれるピアノやシンセを駆使したようなサウンドは皆無なので、そこは覚悟して頂きたい。
その代わりというわけではないが、ロータリー・オルガン・サウンドがよく登場してサイケ・ロックのようでカッコイイ。

 

ダニー・ジェラルドが主軸としたヴォーカルはなかなかファンキーでソウルフルな楽曲も多い。
楽曲もバラエティに富んでいてバランスも良いし、演奏も下手でない。
結構良いグループだったように思う。

 

68点

 

データ


1972年:アメリカ(Capitol Records ‎– ST-11048)
プロデューサー:エリック・ワンベルグ

1. Brother Eddie
2. What Would I Do Without You
3. A Long Way To Go
4. Suites For My Lady
5. I’ll Have To Go Away
6. The Writing’s On The Wall
7. Twenty-Six Years
8. I’m In Love Again
9. Wildflower
10. Shall I Fail

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