何の捻りもなくアメリカらしい、そのまんま名前の通りフィル・ゴールドストン(Vo,K)とピーター・トム(Vo,G)によるデュオ。
熱心なAORファンには、その後『Far Cry』というタイトル作品で改名したファー・クライと言った方がピンと来る方も多いだろう。
アコースティックなサウンドでイーグルスにも通ずるような泥臭いメロディとコーラスは今となってはAORの枠に入っているがウエスト・コースト・サウンドにも近いので、そういう意味ではAORプレ期の作品である。
その後のファー・クライ=スティーリー・ダン・フォロワーとしても有名な彼らはN.Y.東海岸を拠点にしていたとは意外なところ。
Contents
聴きどころ
リズムを強調したビートとカッティングが主体となるファンキー・チューン①When The Slience Stopsで幕開け。
そこでもボトルネックによるソロはやっぱりアーシーだ。
⑤No One Gave Me Loveも泣けるバラードで終始するかと思いきや、厚みのあるコーラスとファンキーなリズムが加わるなど一捻り効いていて良い。
ブルース・ハープのイントロが印象的でサビ(コーラス)を歌い上げる⑧Everybody’s Goin’ Hollywoodなどソフィスティケイトされた古き良きアメリカン・ポップスで◎。
ただ、⑦Sweepin’ It Under、⑨It Won’t Workなどは全体的なアルバム雰囲気からすると全く異なる楽曲なので若干やり過ぎな印象も・・・。
その中にあって③Savannah Sunny Sundayは異色の出来。洗練されたサウンドこそAORに相応しい。
73点
データ
1977年:アメリカ(Warner Bros. Records – BS 3037)
プロデューサー:ジョン・サイモン
1. When The Silence Stops
2. American Gypsies
3. Savannah Sunny Sunday
4. One More Time Around The Block
5. No One Gave Me Love
6. Why Don’t We Live Together
7. Sweepin’ It Under
8. Everyboby’s Goin’ Hollywood
9. It Won’t Work
10. A Life Of Time
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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