MANDOO / Another One

スポンサーリンク
Sagaworld Remaster CD Review
スポンサーリンク

2009年頃の1年を通じてかなり印象に残った作品。
1stマキシながらも楽曲のクオリティー、音質、プレイ、共にメジャー級。
インディーズもメジャーもない事を改めて痛感させられたアルバムである。

Contents

聴きどころ

MANDOOはフランスをホームに活動しているバンドで主にPIERRE VANIER(Vo,B)とESTHER BEN DAOUD(K)が曲を書いている。
ジャズ風味(それもスムース・ジャズ)を加えたお洒落AORといった感じで、これぞ「アダルト・コンテポラリーの神髄」と謳いたくなるような出来。
それでいて変に落ち着いているわけでなく、曲中でバシバシとキメやブレイクといった所謂”シカケ”を盛り込んでくる。

 

ちょっと、ここまでのクオリティーを誇る新人バンドというのは近年なかなかお目にかかれないのではないだろうか?
AWBか?ビル・チャンプリンか?はたまたアル・ジャロウか?
そしてスムース・リユニオンにも通ずる女性を配したBGV(Estherが担当)といい、そこにはスティーリー・ダンからの影響も加味されているといった所か。

 

影響を受けたアーティストとしてM・マクドナルドやジェイ・グレイドン、ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグス、ビル・ラバウンティなど、名前を見ただけでも嬉しくなってしまう人達で、納得。

 

新世代を担うAOR系アーティストとして、かなりオススメできる。
次回作に大きな期待が持てる上に、ぜひフル・アルバムをリリースしてもらって、じっくり堪能する事が楽しみになってしまうバンドだ。
しかし、やはり5曲だけでは物足りないが期待値を込めて、甘めの採点。

 

86点

データ

2008年:フランス(Mandoo Music ‎– MANDOO2008/1)
プロデューサー:

1. Another One
2. Sweater Girl
3. In Your Arms
4. Leia’s Gone
5. A Good Day

コメント

タイトルとURLをコピーしました