NICOLE WILLS / TELL ME

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Sagaworld Remaster CD Review
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音楽史に残る歴史的なライヴを繰り広げた事で有名なウッドストック。
そのウッドストックの歌姫と呼ばれたのが彼女、ニコル・ウィルスである。

聴きどころ

これほどアルバム・ジャケットのイメージとサウンドが合致する作品も珍しい。
そう思わせてくれる内容だ。
白いワンピースをサラッと着こなし、水辺の側に腰を下ろし何かに気付いたかのような表情・・・。
よく見ると足下は裸足で水の中に浸かっているのだろうか。
一見、自由奔放な行動のようだが、反対にどこか品のある雰囲気とのアンバランス加減にグッとくる男性も多いと思う。
こんな人が突然目の前に表れたら、ある意味「この人は本当はこの世に存在していない妖精なのでは」と思いたくなるような女性だ。

 

本作は83年発表にして唯一のアルバム。
ローレン・ウッド、カーラ・ボノフ、ジョン・ホール、トッド・ラングレン等の楽曲を見るからにイメージ出来そうな優しい声で歌い上げる。

 

AOR、MOR、ACなど色々な言い方はあるが、間違いなくこれは純度100%ソフィスティケイト・ミュージックである。
血が煮えたぎるようなカッコ良さや熱さとは正反対のオーガニックな作品で、リラックスしたい時、落ち着いた雰囲気が欲しい時には最適な1枚といえる。
たまには日頃の嫌な事や辛い事も忘れて、ただひたすらに音楽を聴く、そんな時に選びたい1枚。

70点

データ

1983年:アメリカ(Bearsville ‎– 23656-1)

プロデューサー:ジョン・ホルブルック

1. Fallin’ – 4:07
2. Tell Me How To Make You Love Me – 3:48
3. Some Guys Have All The Luck – 3:10
4. It Wouldn’t Have Made Any Difference / 所詮は同じこと – 3:30
5. Tenderness On The Block – 3:03
6. What You Do To Me – 3:47
7. Isn’t It Always Love – 3:23
8. Maybe – 4:12
9. It’ll Be Me – 1:47
10. Never Take The Place Of You – 3:32

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