非常に広い声域を持ち、ハイ・トーンヴォイスに80’sな前髪パッツン&サラサラロングヘアーの可愛いらしい髪型と美男子系の甘いマスクで人気があったイーグルスのベーシスト、ランディー・マイズナーのソロ作品2作目。
Contents
ストーリー
あの細野晴臣さんをはじめ、はっぴいえんどにも多大な影響を与えたと言われる60年代のサイケデリック・ロックバンド、バッファロー・スプリングフィールドを解散したリッチー・フューレイ、ジム・メッシーナと共にポコを結成。
後に自身の扱いの低さから対立を起こし脱退後、セッション・ベーシストとしても活動(その中にはジョー・オズボーンも在籍したリッキー・ネルソンのバンドも含まれていた)。
その中でリンダ・ロンシュタットのバックを務めた時に出会ったドン・ヘンリー、グレン・フライらとイーグルスを結成する。
だがここでもバンドからの扱いや、疲弊した精神状態から歴史的名盤である『Hotel California』リリース後に脱退してしまう。
流れだけ見ると結成した先々で他のメンバーと衝突するトラブル・メーカーの様に見えなくはないが、実際はそうでもないらしい(詳しい話は推測の域を出ない上、ゴシップ的になるので割愛)
ヘンリー&フライにしても本作でゲストとして招いているぐらいだから、必ずしも疎遠になるほどの不仲ではなかったのかも知れない。
ただし本家イーグルスは声域の問題もあるのかも知れないが、マイズナーがヴォーカルを務めた楽曲を先に挙げたTake It To The Limitの様なヒット曲でさえセットリストから外していたのは偶然ではないだろう。
ポコの後任で加入したベーシスト、ティモシー・B・シュミットがイーグルスでもマイズナーの後任ベーシストになったというのは立場を考えると何とも切ない。
トップ・リコメンド
ヒットとなった①Hearts On Fireや④Deep Inside My Heartも明るく乾いたサウンドが特徴のロックで悪くないが、ここではアルバム・タイトル曲⑥One More Songを推したい。
この曲を聴くとアメリカ西海岸の広い大地を想像してしまうし、どうしてもTake It To The Limitを思い出してしまう。
『ホテル・カリフォルニア』より以前のハード過ぎないイーグルスが好きな方や、ロマンティック・ハードネス路線までいかないので爽やかなポップ・ロックが好きな方に最適。
かなり地味だがベーシストとしても優秀で、しっかりとボトムを支えるラインを選択出来るセンスとヴォーカルをとりながら弾けるリズム感は素晴らしい。
P-Bassやイーグルス時代に使用していたナチュラルのリッケンバッカーによるズ太いサウンドはツイン、トリプル・ギターを支えるには必須。
80点
データ
1980年:アメリカ(Epic – NJE 36748)
プロデューサー:ヴァル・ギャレイ
1. Hearts On Fire
2. Gotta Get Away
3. Come On Back To Me
4. Deep Inside My Heart
5. I Need You Bad
6. One More Song
7. Trouble Ahead
8. White Shoes
9. Anyway Bye Bye
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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