フュージョン界を代表するギタリスト、高中正義さん周辺で活躍していたのが、このTANTANこと、大空はるみさん。
シティ・ポップスファンはもちろん、AOR、ACファンも要注目の一枚だ。
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サウンドについて
本作はアメリカでレコーディングされた78年作。
本場のサウンドだけあって、メロウでカラッと乾いたサウンドが特徴。
アレンジも決して重厚ではなく、素朴でライトな仕上がり。
そのオーガニックな質感はアメリカン・ポップスの古き良き時代を踏襲したモノで、ポップスの基本を思い出させてくれる。
同時に英詞で歌われている事もあり、当時の日本人アーティストでは聴かれない洗練された雰囲気があるので洋楽しか聴かないような「コダワリ」のあるAORファンにも聴いて頂きたい。
当時、日本でどれだけ本作が売れたかは分からないが、20年以上の時を経て再発に踏み切ったインディーズ・レーベルには拍手を贈りたい。
最近はCDが売れなくなった事で、採算が確実に取れるモノしかメジャーな会社は再発しなくなっているが、こうした好盤は彼等にこそ積極的に紹介して欲しいものだ。
話が逸れたが、本作ではデヴィッド・フォスター、キャロル・ベイヤー・セイガー、メリサ・マンチェスター、カーラ・ボノフ、デヴィッド・ポメランツ、ユージン・レコード、ルー・アドラーなど、錚々たる面々の作品で占められているが、中でもビージーズのカバー②You Stepped Into My Lifeは白眉。
参加ミュージシャンもスティーヴ・ルカサー(G)、エド・グリーン(Dr)、レニー・カストロ(Per)、ジェイ・ワインディング(K)など豪華。
アレンジにはAOR、Soulファンにはお馴染みHEATのトム・サヴィアーノが参加。
72点
データ
1978年:日本(Invitation – VIH-6031)
プロデューサー:デヴィッド・ウォルファート
1. Daybreak
2. You Stepped Into My Life
3. Better Days
4. Bring Me Your Broken Heart
5. Poor Side Of Town
6. Isn’t It Always Love
7. Trying To Get To You
8. Let The Morning Come
9. Don’t Ever Say Goodbye
10. I’m Gonna Love You
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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