楽をしながらも、なるべく正確に耳コピしてしまおうという企画。第2弾。
前回の続きです。
これをやれば、好きな曲のベースラインがクッキリと見えてくること間違いなし!!
Contents
マキシマイザーへの入力
これでベースのみが大きく聴こえているはずです。
マキシマイザーに入る音量もしくはゲイン・リダクション量(ソースを叩いている量です)を見て全くピークに届いていない、音量が小さいようであれば、この時初めてスレッショルドを動かします。
↑左側が入力ソース。
右側の音量で出力されるので、このぐらいだと音量が小さい。
もう少し音圧を稼いでおく必要がある。
※↑の様な常に0dbに張り付くのようなセッティングでスレッショルドは下げないでください。
このマキシマイザーを予め入れた理由は歪ませないためです。
0dbを超えないように・・・と言ってもEQでかなり過激なセッティングをしているので、全く超えないというわけではないので、保険の意味でもマスタートラックと該当トラックにマキシマイザーを入れています。
強力なアシスト
持っている方は・・・になりますが、AutoTuneやMelodyneのようなピッチ修正ソフトを利用します。
これが強力!!
インサート・スロットのラストにそれらのソフトを挿入。
あら、楽ちん。
ベースラインを中心に書き出してくれるのです!!!!
それまでのEQセッティングで、ベースの音のみになるよう細かく突き詰めているほどベースオンリーのトラックが出来上がる。
しかも目で見て分かるのです。
これは本当に楽。
あとはメモるなり、SMFにしてMIDIにするなども一応可能。
※ただし、倍音が多いとあまり正確に書き出せないので、編集する必要があります。
さらに発展、その他のベース
スラップの場合
スラップの場合は低域と高域がよく出ている割に真ん中が抜けているので、ローカットは通常エレキと同じで、低域を大体100〜120、場合によっては150Hzぐらいまで探って見てください。
プルは意外と上の方にあるのですが、200〜250Hzまでを限界値にしましょう。
本当はもっと上の帯域にいくとプルの音自体は強調出来ますが、そうすると他の楽器(主にギターやヴォーカル)と被ってきますので。
プルの場合は音程感が見えやすい音色ですから、無理して追いかけて不要な帯域が上がってしまうよりも小さい音でも聴き分けられるぐらいに留めておくのが無難だと思います。
ウッドベース、クラブ系のシンセベースの場合
これらは通常のエレクトリック・ベースとは異なり重低音が結構出ているので、ローカットを50Hzぐらいまで下げてもOKです。
さらに低域も65〜80Hzの間で調整しましょう。
まとめ
今回のEQは
の流れ。
楽器によって強調される帯域は当然異なりますが、そこを調整する事で、よりフレーズが見えやすくなると思いますので、他の楽器でも試してみてください。
このページで皆さまの耳コピライフに少しでもお役に立てれば嬉しいです。
文章で分かりづらい方は映像でもどうぞ。
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