「勝者の椅子」という微妙なニックネームがついているハーマン・ミラーのアーロンチェア。
勝者かどうかは別として人間工学に基づいたデザインと豊富な機能を持つので腰痛対策に使用しているが旧型ランバーサポートタイプの物だったのでアップグレードしようとポスチャーフィットのキットを個人的に購入。
日本では売っているところが極端に少なく、海外から取り寄せるかのどちらかになるのだが、肝心の取り付け方が、なかなか分かりづらかったりするのでまとめてみた。
ハーマン・ミラー・ジャパンの公式でも同様のアップグレードを行ってくれる上に、各パーツを分解、清掃メンテナンス等を行ってくれるサービスもあるので、ご自身で不安な方はそちらを利用された方が良いだろう。
ただし、送料だけでも1万円は超える上、技術料も(ポスチャーフィットのアップグレードを含む場合)最低3万以上かかったりするので、なかなかの出費になる。
少し予算を抑えたい方は、やはりこちらのご自身でアップグレードさせる方法がオススメ。
キットを購入する際にはA、B、Cタイプのサイズを間違えないように注意が必要です。
Contents
なぜアーロンチェアなのか
長時間椅子に座って行う作業が多いと、やはり腰に負担がかかるもの。
今まで何回か椅子を変えてきたが、なかなかフィットする物が見つからなかった。
定番といえば定番だが、定番になるにはそれなりの評価がある。
数々のレコーディングスタジオを見ていると、大体置いてあるのがアーロンチェアだった。
機能面を含めて、これ以上に良い椅子もあるとは思うが座り心地は悪くない。
業界標準になっているので持っておいて損はないという、まるでヘッドフォンでいうSONYの900STみたいなものだ。
ただ、お値段がね・・・・。
購入すると画像の黒い部分がキットとして送られてきます。
用意するものは簡単。
プラスドライバー1本と目打ちやキリのように先端が鋭角な物。
たったのこれだけです。
取り付け手順
①クリップ(2種類どちらでも可)を背もたれの真ん中に取り付け
元々付いているネジを一旦外し、クリップを取り付けてからネジで留める。
枠にぴったりハマるようになっているので簡単です。
②右下にワイヤーが付いているコントロール・メカニズムを取り付け
先に内側からカバーを取り付けますが、アーロンチェア本体フレーム(画像には写っていませんが、反対側に突起がある所)にカバーの穴がハマるようになっています。
裏側から取り付けた、そのカバーを押さえながら画像のダイヤル式コントロールを挟み込むように取り付け。
カバー同士がフレームを挟み込んでピッタリとハマったらネジ留め。
③ワイヤーをアーロンチェアの下を這わせる
本体を左右に回転させた時にワイヤーが噛まない場所はどこか見ていて、どこにどう這わせるか、実はここが一番よく分からなかった所です。
ただ単に上記の図のように反時計回りにグルっと回すだけでした。
④ペリクルに這わせたワイヤーを通すため穴を開ける
一番ドキドキする所かと思いますが、なんてことはありません。
先端が鋭角なもので軽くメッシュを裂いて穴を開ければ大丈夫です。
ただし、力を入れすぎると不器用な方はペリクルを大きく裂いてしまうので、あくまでも慎重に小さめの穴から拡げていきましょう。
⑤開いた穴にワイヤーを通す
穴が開いたら、先ほど取り付けたコントロール・メカニズムのダイヤルを緩めていき、ワイヤーを手前側に延ばしていきましょう。
穴に通せるぐらい延ばしたら、ペリクルに開けた穴を見極めて先端を上記画像のように通し、貫通させます。
ペリクルは密集しているので、開けた穴が見つけにくいと思いますが、少し裏側から指を押し当てるなどすると、切れ目が見えます。
ワイヤー自体が硬いものではないので、小さい穴だと貫通させにくく、最も難しいのはここだと思います。
⑥ポスチャーフィット本体を取り付け
上画像のように背もたれのフレームにポスチャーフィットを取り付けます。
⑦ポスチャーフィットとワイヤーを連結させる
ポスチャーフィットの上にワイヤーを通す丸い穴が開いています。
そこに貫通させたワイヤーの先端を通すのですが、ここはポスチャーフィットに寄りかかった際、テンションがかかるので緩くは出来ていません。
左手でポスチャーフィットの先端を向こう側(アーロンチェア本体側)に押し込みつつ、ワイヤーは手前に引っ張ります。
テンションがかかっているので、少し力を入れてワイヤーを手前に引かないと穴には通りません。
無事ワイヤーの先端が穴に入ったら、そのまま溝に沿ってワイヤーを下に降ろしたら連結完了です。
⑧仕上げ
最後に図のようなカバーを取り付け、ポスチャーフィットの取り付けは完了です。
あとは実際に座りながら、右下のダイヤルを回し、ポスチャーフィットが背中に当たる強さをお好みにで調整して終了です。
ちなみに私は暑かったので上半身裸で取り付けましたがね。
全裸でなければ所要時間30分〜1時間あれば終わります。
ランバーサポートより長持ちすると思うので、旧型のアーロンチェアをお持ちの方でアップグレードされたい方の参考になれば。
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