ゲイリー・ベンソン、イギリスのシンガーソングライターで、付いたニックネームは”イギリスのジミー・ウェブ”。
オリビア・ニュートン・ジョンの「Don’t Throw It All Away」(邦題:恋にさようなら)やモッズ界の伊達男、ジョージー・フェイムに「Going Home」をジョン・トラヴォルタに「Let Her In」「Can’t Let You Go」を提供した事でも知られている。
活動を開始した70年代はアコースティック・ギターをかき鳴らし、いかにも”シンガーソングライターが作りました”というような楽曲が目立っていたが、同じく楽曲提供したホリーズのアラン・クラークと交流を深めた経緯で移籍し徐々にサウンドが変化。
彼自身の最大の魅力はヴォーカル自体というより、ソフト&メロウな良い曲を書き、ソフィスティケイトな雰囲気を作るのが上手い。
1980年に発表した本作で一気に垢抜けた印象。
Contents
トップ・リコメンド
ピアノの弾き語りで始まる①Dying To Live With Youを聴けば、この作品にハズレ曲がない事は直ぐに理解出来るだろう。
バックグラウンドヴォーカルを取るリア・カンケルの声も効果的で、非常に印象に残る。
聴きどころ
ハモりギターのイントロが印象的なアルバム・タイトル曲⑤Moonlight Walking、メロウ・ダンサー⑧I Think This Could Be It、個人的にはトップ・リコメンドDying To Live With Youと双璧の⑨You’re The Oneなど聴きどころも多い。
ピアノの弾き語り曲やバラードがよく似合いミドル・テンポの心地好い曲が多く、冒頭で抱いた「ハズレなし」に違和感はないので前情報無しの知らずに聴いても満足感が得られるのではないだろうか。
プロデュースはジミー・ウェブ、ジョニー・マティス、マイケル・マクドナルド、ダリル・ホールなどを手がけたフレッド・モーリン、ラス・カンケル(Dr)、リー・スクラー(B)、スティーヴ・ルカサー(G)、リア・カンケル(BGV)等が参加。
アート・ワークもAORを象徴するデザインで秀逸。
88点
データ
1980年:イギリス(Aura Records Ltd. – AUL 712)
プロデューサー:フレッド・モーリン
1. Dying To Live With You
2. Counting The Days Away
3. What’s Gonna Happen To Us
4. What I Was Trying To Say
5. Moonlight Walking
6. It’s A Love Thing
7. You Don’t Know What That Does To Me
8. I Think This Could Be It
9. You’re The One
10. Sanctuary
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