当たり外れの大きい西海岸よりも、ある意味ファンを喜ばせてくれる極上のAORを届けてくれる土地、マイアミ。
ソウル・ファンのみならず、AORファンも要チェックなブルー・アイド・ソウルグループ唯一の作品。
まず、このアルバム内容とまったく関係なさそうで、チープなデザインのジャケット・センスに好感が持てる(笑)
冒頭から出るわ出るわのナイトフライト系爽やかコーラス・ワークに軽いカッティング、甘くとろけるエレピ。
以前ご紹介したマイアミを代表するベーシスト、ジョージ”チョコレート”ペリーが所属していたチョコレート・クレイもマイアミのグループだ。
灼熱の土地というイメージが強いマイアミだが、こういったグループが輩出する要因が何かあるのだろうか?
個人的には、そのナイト・フライト、チョコレート・クレイ同様、このスパッツを山下達郎ファンの皆様に、ぜひオススメしたい(笑)
Contents
サウンドについて
16分を刻むハイハットにちょっと大きめにミックスされたキック、アヴェレージ・ホワイト・バンドを彷彿させるギター・カッティング・・・そしてハッピーなメロディを歌い上げるヴォーカル。
フロアを湧かせる事間違い無しの1枚と言ってもよい。
ハッキリ言って知名度で言えば皆無に等しいし、この盤だってオリジナルはレア盤と化していた1枚だ。
しかし、そこは広い大地を誇るアメリカ。
島国の小国日本とは違うのか、こういうハイレベルなバンド・アンサンブルを聴かせる連中がたくさんいる。
楽曲だって、アレンジも含めて実によく練られている。
本人達のむさ苦しいルックスはさておき中身はとってもグルーヴィー&ドリーミー。
全体的に粒揃いな本作はどこから聴いても楽しめるだろう。
85点
データ
1978年:アメリカ(Good Sounds – 104)
プロデューサー:ジョン・ブランシェ、スティーヴ・ニコラス
1. Hot Summer Madness
2. Soul Searchin’ Lady
3. (Your Lovin’ Is) Everywhere
4. Someday
5. Playin’ Time
6. Up To The Country
7. Livin’ Is What You Make It
8. Yours Forever
9. Street Love
10. Put Some Souf In Yo’ Mouf
モッズ野郎サガワトモユキが参加するポップスバンド、ザ・ナイト・フライヤー(通称:ナイフラ)関連ページはこちらからどうぞ。60’Sアメリカン・ポップス、フレンチ・ポップス、AOR、MOR、シティ・ポップス、ソフト・ロックファンへ贈る!!
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